気温36度熱中症?
この日、東京で37度でアラートが発令された。
名古屋でも36度に達し名古屋独自の熱中症アラートが発令。
おっさんは情報に疎(うと)い。
この猛暑の中ひたすら歩いていた。
おっさんの視界には、岐阜県側の山並みに雲がかかっているのが見える。
おっさんの頭上には雲一つない快晴だ。
木曽三川最初の川「木曽川」の横に「ファミリーマート馬飼店」がある。
おっさんは、この暑さから逃げ込むようにイートインコーナーに即座に座わり滝のような汗が止まるのを待った。
汗はしばらく止まらなかった。
30分ほど休憩、体を冷ましたおっさんは、また歩きだした。
今日は、異常なくらい体が水分を欲する。
田舎に多いチェリオの自販機発見!
暑さのせいもあるが超旨かった。
歩いている人は、誰もいない。
何故か?
それは、あまりにも暑いからだと思う。
それでもおっさんは、歩き続けた。
何度も言おう!今日は、36度だから暑すぎる。
沿道沿いには、コンビニもスーパーも無い。
日陰も無い。
それでもおっさんは、ただひたすら歩き続けている。
おっさんの頭は、既に朦朧(もうろう)としていた。
日陰を探したら対岸に道の駅「クレール平田」を発見!
他に日陰になりそうなところが無かったので自販機でポカリを買って中で休んだ。
もう歩くのをやめようと思った。
近くに駅もバス停も無い。
帰るにも帰れない状況だ。
とにかく暑すぎる。
何度も言おう。
歩いている人なんて誰もいない(泣)。
以前ラジオで聞いた話だが、ポカリスエットは点滴を飲めるようにした大正製薬のスポーツドリンク。
おっさんポカリを飲んだことで体に力が戻ってきたのでまた歩いてみようと思った。
ポカリって凄い!と思った。
次の川「揖斐川」を目指して歩いた。
この沿道にもコンビニやスーパーは1件も無い(泣)。
輪之内(町名)をひたすら歩いた。
暑さで体力が失われていく。
思考能力ゼロになった。
とりあえず川を渡った。
名も無い商品棚にも何も置いていないコンビニの駐車場でチェリオの自販機でスポーツドリンクと麦茶を購入して一気に飲み干した。
チェリオに救われた(感謝)。
おっさんは、太陽で焼き尽くされた駐車場で横たわって体力の回復を待った。
どのくらい横たわっていたのだろう?
少し気分が回復したとき「歩けそう???」今更ながら馬鹿なことを考えるもんだ?
おっさんは、歩くことを中止するのも勇気だと思い近くのバス停で大垣行のバスに乗り帰宅した。
時間は、まだ13時、本来であれば彦根まで歩ける時間内だと思うが頭が朦朧としている。
こんな症状が熱中症だと感した。
これ以上歩いたら知らぬ人に迷惑をかけると思い歩くことを止めた。
歩いて目標まで辿り着けなかったのは、今回が初めてだ。
とても残念だが仕方がない。
帰宅後は、汗を流しに竜泉寺の湯に行った。
ふっとした疑問が頭を過る?
砂漠の民は、この暑さでも歩ける?
おっさんは、歩けない?
この違いは一体何だろう?と思うおっさんであった。