心折れる登山
岐阜城へのルートは、ロープウエイまたは登山のどちらかだ。
おっさん以前にもここへ来たことがある。
その時は、ロープウェイで山頂に上がった。
今回おっさんは、1人だから多少の無茶ができる。
体力も無く疲れ切っていたが何事にも物事を安易に考えるおっさんは、二者択一の選択を無視して登山道へ進んだ。
想像以上に険しい道。
想像以上に疲れが溜まっている。
歩いている時は、脹脛(ふくらはぎ)に疲れのしわ寄せが来るものだが、山道は、上へ上へ上っていくので普段あまり使わない腿(もも)が悲鳴をあげている。
何故かこの登山道でも道に迷った。
途中、人が誰も歩いていない枯れ葉ばかりの急斜面を1人歩き登りに登っていった。
おっさんは、ここで遭難するんじゃないかと思った。
それでも頑張って歩き続けたら頭上にロープが張られている場所を見つけ何とか登山道へ戻ることができた。
もう足が上がらない(泣)。
頂上まで行く間に何度足が攣(つ)ったことだろう?数えきれない。
ず~っと石の上に座っていたこともあった。
何気ないことだが、この登山道想像していた以上に人が歩いている。
降りてくる人全員に「頂上まであとどのくらいですか?」と声を掛けた。
みんな気持ちよく答えてくれた。
こんなおっさんに返答をしてくれた皆さん本当にありがとう!
おっさんは、足の痛みを騙し騙し歩き続けやっとの思いで山頂に到着した。
自販機で「マウンテンデュー」(おっさんが中学の時に発売/確かキャッチコピーは『とっても訳せない味』今でも鮮明に覚えている)を即購入!
一気飲みした。
超~~~旨かった!
足は悲鳴を上げているが少し体力を取り戻してから展望台、岐阜城を見た。
帰り道、性懲りもなくおっさんは、(ホント馬鹿だと思う)歩いて下山しようと思ったが、ここは頭を働かせた。
足の疲労は、上りより下りの方が負担が大きい(おっさん賢い!)。
だから帰りは、ロープウェイで下山した。
最寄りのバス停からJR岐阜駅に行き東海道線で帰ってきた。
自宅到着は18時、1日12時間の旅だ。
今日も色々な知識を取り入れたと思う。
「無事に終わればすべて良し」とはこのことだ。
次は、何処へ出没するのかおっさんも未だわからない。
もう少し物事を冷静に考えられる大人になって欲しいと願う。