米原市『柏原宿』
リベンジ(コンビニ)出発の時刻は昼だった。
気温も20度と少し高くなったが夏の比ではない。
揖斐川の支流「牧田川」沿いをひたすら歩く。
体力はまだある。
足もまだ動く。
「牧田川」支流を遡っていくと「養老高校」や「養老サービスエリア」があり養老という町がとてつもなく大きいことが歩いて初めてわかった。
相変わらずの愚痴だが歩道の無い道もありダンプとのすれ違いには冷や汗ものだ(汗)。
次の目的地は「関ケ原」歩いていると目の前にいくつかの大きな山がある。不思議と道は山と山の間に延びており間道をひたすら歩く。
途中に小さな集落や一日に2本しか走らないバス停などがあり昔の人は少しでも平地があれあそこに田んぼを作り家を建て住んだんだなって感心しながら歩いた。
おっさんの想像する「関ケ原」のイメージは、合戦場があるくらいの認識だ。
ユスリカが異常発生していた。町全体が霞んで見える。
ユスリカは人に害はないが異常発生しているので歩いているとやたらと顔に当たる。
なんだかんだと言いながら滋賀県に突中した『柏原』という小さな町に辿り着いたところでおっさんに誤算が生じた。
それは太陽が沈んでしまったことだ(汗)…。
時刻はまだ16:30だがここから先→「山道」+「建物が無い」+「歩道が無い」+次の「醒ヶ井」まで約5㌔(1時間)かかることを考えた結果おっさんは、勇気ある決断をした。
歩くことを断念した(悲)。
もちろんおっさんは、真っ暗な山道を歩くこともできると思うがこのまま歩き続けたら命の危険を伴う⇒おっさんは大人なので決断も大切ということで近くの駅から帰ることにした。
それが中山道『柏原宿』
初めての土地、知識も無い。
ぷらぷらと小さな町を抜けて駅に辿り着いた。
この駅には駅員(1人)以外誰も居ない。切符の自販機も無い。
改札を抜け駅構内に入るとホームへの案内表示があった。
名古屋で東海道線のホームに立つと「大垣」と「浜松」は、上下線真逆方面だが、ここは滋賀県、「浜松」「名古屋」「大垣」が同じ看板に書かれている。思えば遠くへ来たもんだな~と改めて実感したおっさんであった。
《おっさんの教訓》
夏は日が長いので外出できる時間は長いが暑いので体力の消耗が激しい。
冬は日が短かく外出できる時間は短いが涼しいの歩きやすい。
コロナ禍で歩くことを知ったおっさんは色々な知識を得ることができたので長距離歩行は今回で終了することにした。
これからは、近場(20㌔)くらいを楽しんで歩くことにしよう。
おしまい。