おっさんは、徒歩で通勤した。
何故歩いたのか?
自問自答してみたが答えは出なかった。
多分、歩ける体づくりを体が欲していたのだろう。
今日は、脇目も振らずに黙々と全速力で歩いた。
通勤距離6.5㌔の道のりは、通常なら90分かかる。
今日は、65分で到着した。
途中電話ボックス(公衆電話)が目に入った。
昔は、至る所に電話ボックスがありテレクラの張り紙が異常なほど貼ってあったのを今でも思い出す。
今は、小学生でも1人1台スマホを持つ時代になった。
歩きながら”フト”そんなことが頭を過った。
会社に到着後スーツに着替えた。
体が軽く感じる。
「歩くこと」=「健康に良さそう」だと今更ながら感じる。
多分これからも気が向いたら歩いて通勤するだろうと(決して口に出さない)心に秘めたおっさんであった。